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新緑・花・水の音…そして如庵

 

新緑がとても美しい季節になって来ました…

 

歩いていても風が気持ちよく、

梅雨までの、この季節は本当に心地よく好きです。

 

 

今朝、緑道で足を止めました。(写真の場所)

 

花が水辺の広範囲に、、ポツン・ポツンと落ちて、

この静かな情景がたまらない気持ちになりました。。

 

この季節はいつも、

水の音すら美しく聞こえてしまう気がします。

 

 

落ちた花を見て…如庵(国宝茶室)を思い出しました。

 

今よりずっと若い頃ですが、

犬山城とともに、デザイン的な興味で三度訪れた事があります。

 

  如庵や犬山城(愛知県)については、

  私が説明するよりも、Wikipediaをどうぞ↓

 

  如庵(じょあん)  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A6%82%E5%BA%B5

  犬山城(いぬやまじょう) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8A%AC%E5%B1%B1%E5%9F%8E

 

 

如案は、織田有楽斎(信長の実弟)が作った茶室で、

そこに有楽窓といわれる、開口部を細い竹で覆った窓があります。

 

細い竹が筒状であり、非常に狭い間隔で組んであるためにプリズムの役目を果たし、

内側で閉じた障子面に差し込む光に様々な着色をするのです。

条件が揃わなければ見れませんが、茶室空間でとっても感動的な光景なんですよ。。

 

 

しかも、窓の外で季節ごとに違った色の花が地面に落ち、

その色をも拾ってさらに光に彩色すると言われています。

 

この事は、なぜか現地のパンフレットや、

上記の辞典サイトにも載ってないと思います。

 

 

私は花の色の違いまでは、見ることが出来ていませんが…

 

日本人って、繊細ですね。

 

そんな事を思い出していた…朝の緑道でした。